10日の東京株式市場見通し=反落後は弱含みの展開か

国内市況

2022/6/10 7:48

 予想レンジ:2万7800円-2万8200円(9日終値2万8246円53銭)

 10日の東京株式は反落後、弱含みの展開か。きのう9日の日経平均株価は、上値の重い展開だったことや、現地9日の欧米株式が下落したこともあり、売り先行スタートとなろう。週末要因や、現地10日に米国で5月CPI(消費者物価指数)の発表を控えることもあり、模様眺めムードが広がりそう。また、6月限株価指数先物・オプションのSQ(特別清算指数)値算出日にあたることから、SQ値の市場速報値が意識される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=134円台の前半(9日は133円47-49銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=142円台の半ば(同142円84-88銭)と小動き。

 9日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、楽天グループ<4755.T>、ソニーG<6758.T>などが、9日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の9月限円建て清算値は、大阪取引所清算値比320円安の2万7910円だった。(高橋克己)

10日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・ 8:50 5月国内企業物価指数

・6月限株価指数先物・オプションSQ(特別清算指数)値算出日

・エルニーニョ監視速報

【海外】(時間は日本時間)

・10:30 中国5月生産者物価、中国5月消費者物価

・21:30 米5月消費者物価

・23:00 米6月ミシガン大学消費者マインド指数

・アジア安全保障会議(シャングリラ会合)(12日まで)

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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