日経平均は532円程度高、買い先行も時間外取引での米株価指数先物の上昇が支え=16日寄り付き

 16日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比532円程度高い2万6858円前後で推移する。午前9時6分には、同554円44銭高の2万6880円60銭を付けている。きのう15日まで4日続落していた反動や、現地15日にFOMC(米連邦公開市場委員会)が0.75%の利上げを決定し、米国株式が上昇したことを受け、買い戻す動きが先行した。時間外取引で米株価指数先物が上昇していることも支えのようだ。ただ、戻り待ちの売りも控えているもようで、足元ではもみ合い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所清算値比230円高の2万6510円だった。

 業種別では、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も高い。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も堅調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も上げている。

 個別では、オークネット<3964.T>、T&Gニーズ<4331.T>、ポピンズ<7358.T>、IWI<4847.T>、スノーピーク<7816.T>などが上昇。半面、KLab<3656.T>、フロンティM<7038.T>、ペプチドリーム<4587.T>、千葉銀行<8331.T>、レノバ<9519.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=134円トビ台(15日は1ドル=134円70-71銭)、1ユーロ=140円台の前半(同140円97銭-141円01銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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