17日の東京外国為替市場=日銀大規模緩和の維持を決定、ドル・円一時乱高下

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2022/6/17 15:04

 17日の東京外国為替市場でドル・円は、日銀金融政策決定会合を受け、一時乱高下した。

 朝方、1ドル=132円20銭近辺だったドル・円は、仲値決済に向け国内輸入企業からのドル買い・円売りが入る展開となった。その後、日銀金融政策決定会合で大規模な金融緩和を維持することを決定。スイス国立銀行が大幅利上げに踏み切り、イングランド銀行が5会合連続で利上げを行ったこともあり、世界的なインフレ、金融引き締めの流れと逆行する日本円との金利差が意識され、ドル・円は一時134円61銭まで急上昇した。ただ、日銀が公表文にリスク要因として「金融・為替市場の動向やわが国経済・物価への影響を十分注視する必要がある」と明記したことが材料視されると一転し、ドル・円は132円36銭まで急落した。

 午後に入り、日銀金融政策決定会合に関する発表が落ち着くと、ドル・円はもみ合い、134円ちょうど近辺まで値を戻している。

 15時現在、134円08銭となっている。

提供:モーニングスター社

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