日経平均は182円程度高、売り先行後、株価指数先物に断続的な買いで上げ転換=23日寄り付き

 23日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比182円程度高い2万6331円前後で推移する。午前9時15分には、同207円42銭高の2万6356円97銭を付けている。朝方は、きのう22日に上値の重い動きだったことや、現地22日の欧米株式が下落したことから、売りが先行した。ただ、現物株の寄り付き後、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ転換。上値を伺う動きとなっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比95円高の2万6195円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株が上昇。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も高い。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も堅調。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、アサヒ<2502.T>、キリンHD<2503.T>などの食料品株も上げている。

 個別では、Sansan<4443.T>、ミクニ<7247.T>、サツドラHD<3544.T>、トレファク<3093.T>、鴻池運輸<9025.T>などが上昇。半面、塩野義薬<4507.T>、クミアイ<4996.T>、ニホンフラ<7820.T>、Wismet<9260.T>、東ソー<4042.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=136円台の前半(22日は1ドル=136円23-25銭)、1ユーロ=143円台の後半(同143円10-14銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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