日経平均は254円程度高、買い先行後もしっかりした展開が続く=27日寄り付き

 27日午前9時29分すぎの日経平均株価は、前週末比254円程度高い2万6745円前後で推移する。午前9時2分には、同297円48銭高の2万6789円45銭を付けている。朝方は、前週末24日の堅調な動きや、現地24日の米国株式が続伸したこともあり、買いが先行した。為替市場で、円がドルやユーロに対して、前週末の水準よりも円安方向に振れていることも、支えとなっている。ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りが出ているとみられるが、しっかりした展開が続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末24日の大阪取引所清算値比390円高の2万6870円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が上昇。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も高い。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も堅調。信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も上げている。

 個別では、一工薬<4461.T>、やまみ<2820.T>、グローバルK<6189.T>、M&ACH<2127.T>、川崎汽<9107.T>などが上昇。半面、広済堂HD<7868.T>、T&Gニーズ<4331.T>、ラクーンHD<3031.T>、IWI<4847.T>、RPAH<6572.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時29分時点で、1ドル=134円台の後半(前週末24日は1ドル=134円53-55銭)、1ユーロ=142円台の半ば(同141円58-62銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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