日経平均は457円安と大幅に3日続落、2万6000円割れ、米株先物の下げ幅拡大で一段安=1日後場

 1日後場の日経平均株価は前日比457円42銭安の2万5935円62銭と大幅に3日続落。2万6000円割れは6月20日(終値2万5771円22銭)以来。

 朝方は、きのう大幅続落した反動から、自律反発狙いの買いが先行し、前場の早い段階で2万6531円24銭(前日比138円20銭高)まで値を上げる場面もあった。ただ、一巡後は景気敏感株中心に売られ、下げに転じた。時間外取引で米株価指数先物が下げ幅を拡大するとともに先物売りを交えて一段安の展開となり、後場後半には2万5841円75銭(同551円29銭安)まで下落した。その後は下げ渋ったが、戻りは限定された。東証業種別株価指数は全33業種が値下がりし、東証プライム銘柄の8割が下落した。

 東証プライムの出来高は13億4973万株、売買代金は3兆1469億円。騰落銘柄数は値上がり308銘柄、値下がり1485銘柄、変わらず45銘柄。

 市場からは「週末要因もあろうが、米株先物の下げをにらみ持ち高調整の売りが広がった。こんなに下がるとは思わなかったが、景気減速への懸念は根深く投資マインドが相当弱い」(準大手証券)との声が聞かれた。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。ブリヂス<5108.T>、TOYO<5105.T>などのゴム製品株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も安い。東ガス<9531.T>、大阪ガス<9532.T>、邦ガス<9533.T>などの電気ガス株や、日産自<7201.T>、三菱自<7211.T>、マツダ<7261.T>などの輸送用機器株も軟調。フジクラ<5803.T>、住友電工<5802.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>、丸紅<8002.T>などの卸売株も値を下げた。東エレク<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、TDK<6762.T>、京セラ<6971.T>などの電機株、エムスリー<2413.T>、リクルートHD<6098.T>、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>などのサービス株も売られた。

 個別では、ダイセキ<9793.T>、レオパレス<8848.T>、スターマイカ<2975.T>、良品計画<7453.T>、三陽商<8011.T>などの下げが目立った。半面、マーケットエンター<3135.T>、高島屋<8233.T>、ウェザーニューズ(WNIウェザ)<4825.T>、Vキューブ<3681.T>、日ペイントH<4612.T>などの上げが目立った。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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