<特集>年後半の有望銘柄(1)=時間と資金の分散に留意しつつ実力株を発掘

株式

2022/7/1 17:01

 7月を迎え、2022年も後半に入った。新型コロナの影響による世界的なサプライチェーンの混乱が長引くなか、ロシアのウクライナ侵攻がインフレを加速させ、日本を除く主要国が金融引き締めに動き出した。

 上半期の株価パフォーマンスはNYダウが15.3%下落し、ナスダック総合指数は29.5%と過去最大の下落率となった。日経平均株価は昨年末の2万8791円から今年3月9日には2万4717円まで下落(値幅で4074円、率で14.2%)した。その後は、引き締めの影響を織り込見ながら、反発する場面も見られたが、6月30日の日経平均は2万6393円と昨年末を8.3%下回る水準だ。週末の7月1日も大幅安となった。

 インフレが想定以上のペースで進行する米国ではFRB(米連邦準備制度理事会)が6月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.75ポイントの利上げに踏み切った。FOMCに先立ち、6月10日に発表された5月の米CPI(消費者物価指数)が予想を上回る伸びを示し、引き締めの流れを決定づけた。パウエルFRB議長は直近の発言でも、景気後退のリスクよりインフレ抑制を優先し、積極的な利上げを続ける姿勢を示している。

 物価と金利に対する投資家の認識は大きく変わった。大幅な利上げが織り込まれ、足元では「景気後退(リセッション)」の可能性が焦点となっている。年後半は8月のジャクソンホール会議、9月のFOMCなどが注目され、警戒されている。日銀が金融緩和を続ける姿勢を鮮明にしており、日本の株式市場の下落余地は限られるとの見方もあるが、油断は禁物だ。後半も、時間と資金の分散に留意しつつ、割安水準にある実力株の発掘に努めたい。

提供:モーニングスター社

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