ニトリHD急騰、23年3月期第1四半期決算発表をきっかけとした買いが優勢に

株式

2022/7/4 12:02

 ニトリホールディングス(ニトリHD)<9843.T>が反発し、一時865円高の1万3485円を付ける場面があった。前週末1日引け後、23年3月期第1四半期(22年2月21日-5月20日)の連結決算を発表。2ケタ減益となったが、5月度(4月21日-5月20日)まで4カ月連続で既存店売上高が前年を下回るなど、厳しい状況にあったことなどから、決算発表をきっかけとした買いが優勢のようだ。

 第1四半期決算は、売上高が2166億4800万円(前年同期比0.6%増)、営業利益369億1700万円(同13.7%減)だった。主力のニトリ事業で、販管費は物流の効率化による発送配達費の削減などを行ったものの、急激な円安の進行や原油高に起因する輸入コストの上昇などにより売上原価が増大したことが響いた。

 第2四半期(22年2月21日-8月20日)の業績予想は、売上高4369億円(前年同期比5.4%増)、営業利益727億円(同6.2%減)を据え置き。第1四半期決算の第2四半期業績予想に対する進ちょく率は、売上高で49.6%、営業利益で50.8%となっている。

 前場終値は、前週末比780円高の1万3400円。

提供:モーニングスター社

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