日経平均は22円安と6日ぶり小反落、きのう5連騰で利益確定売りが先行、一時上げ転換も=21日前場

 21日前場の日経平均株価は前日比22円73銭安の2万7657円53銭と6営業日ぶりに小反落。朝方は、きのう20日に5連騰(日経平均で合計1340円強上昇)したことで、利益確定売りが先行した。前日の米国株高もあって、いったん上げに転じる場面もあったが、買いは続かず、再び軟化。下げ幅を広げ、一時2万7549円56銭(前日比130円70銭安)まで値を下げた。その後は下げ渋り、前引けにかけて小安い水準で推移した。

 東証プライムの出来高は4億7287万株、売買代金は1兆2619億円。騰落銘柄数は値上がり953銘柄、値下がり777銘柄、変わらず106銘柄。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株が下落。野村<8604.T>、大和証G<8601.T>などの証券商品先物株や、MS&AD<8725.T>、SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も売られた。関西電力<9503.T>、東北電力<9506.T>、北海道電力<9509.T>などの電気ガス株も軟調。ANA<9202.T>、JAL<9201.T>などの空運株も値を下げた。伊藤忠<8001.T>、丸紅<8002.T>、三井物産<8031.T>などの卸売株や、ブリヂス<5108.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株も安い。

 半面、レンゴー<3941.T>、王子HD<3861.T>、大王紙<3880.T>などのパルプ紙株が堅調。三和HD<5929.T>、三益半導<8155.T>などの金属製品株や、ニコン<7731.T>、シチズン時計<7762.T>などの精密株も高い。川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も引き締まり、KDDI<9433.T>、NTTデータ<9613.T>などの情報通信株も値を上げた。

 個別では、塩野義薬<4507.T>、ベイカレント<6532.T>、ヤマエGHD<7130.T>、丸全運<9068.T>、Vキューブ<3681.T>などの下げが目立った。半面、オーバル<7727.T>がストップ高カイ気配となり、サーバーW<4434.T>、Gunosy<6047.T>、インフォMT<2492.T>、フィックスターズ<3687.T>がなどの上げが目立った。東証業種別株価指数は全33業種中22業種が下落。

提供:モーニングスター社

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