<新興国eye>ブラジル中銀週報:22年インフレ見通しを7.30%上昇に引き下げ―4週連続

新興国

2022/7/26 9:38

 ブラジル中央銀行が25日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀のIPCA(拡大消費者物価指数)で見た22年のインフレ見通しは前週予想の7.54%上昇から7.30%上昇に引き下げられた。引き下げは4週連続、1カ月前の予想は8.27%上昇だった。23年の見通しは5.20%上昇から5.30%上昇に引き上げられた。引き上げは16週連続、1カ月前の予想は4.91%上昇だった。

 22年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の1.75%増から1.93%増に引き上げられた。引き上げは4週連続、1カ月前の予想は1.50%増だった。23年の見通しは0.50%増から0.49%増に引き下げられた。1カ月前の予想は0.50%増だった。

 22年末時点の政策金利見通しは前週予想の13.75%に据え置かれた。据え置きは5週連続となった。23年末時点の見通しは前週予想の10.75%に据え置かれた。1カ月前は10.25%だった。次回8月2-3日会合時点の見通しも13.75%に据え置かれた。据え置きは5週連続となった。

 為替(対ドル)レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の5.13レアルから5.20レアルに引き上げられた。1カ月前は5.10レアルだった。23年末時点の見通しも5.10レアルから5.20レアルに引き上げられた。1カ月前は5.10レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ