日経平均は44円安と続落、終盤にかけ上値重い、FOMC控え様子見=26日後場

 26日後場の日経平均株価は前日比44円04銭安の2万7655円21銭と続落。朝方は、売りが先行した。現地25日の米国株式は高安まちまちながら、日本時間26日朝の時間外取引での米株価指数先物安が重しとなった。いったん上げに転じたが、先物売りを交えて再度軟化し、一時2万7538円39銭(前日比160円86銭安)まで下落した。一巡後は前日終値近くまで下げ渋る場面もあったが、買い続かず、後場終盤にかけては上値が重くなった。26-27日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、様子見気分が強まった。

 東証プライムの出来高は8億6989万株、売買代金は2兆1460億円。騰落銘柄数は値上がり1064銘柄、値下がり682銘柄、変わらず92銘柄。

 業種別では、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が軟調。中外薬<4519.T>、協和キリン<4151.T>、大塚HD<4578.T>などの医薬品株や、京王<9008.T>、小田急<9007.T>、東武<9001.T>などの陸運株も安い。テルモ<4543.T>、島津製<7701.T>などの精密株や、任天堂<7974.T>、バンナム<7832.T>などのその他製品株も値を下げた。イオン<8267.T>、7&iHD<3382.T>、良品計画<7453.T>などの小売株や、キッコーマン<2801.T>、山崎パン<2212.T>、明治HD<2269.T>などの食料品株も売られた。

 半面、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株が上昇。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株も買われた。大阪チタ<5726.T>、邦チタ<5727.T>、フジクラ<5803.T>などの非鉄金属株や、ブリヂス<5108.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株も堅調。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>、三菱HCキャ<8593.T>などのその他金融株も高い。

 個別では、オーバル<7727.T>、CEHD<4320.T>、大黒天<2791.T>、朝日インテク<7747.T>、HEROZ<4382.T>などの下げが目立った。半面、Wスコープ<6619.T>、KOA<6999.T>、インソース<6200.T>、レアジョブ<6096.T>、SMK<6798.T>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、18業種が上昇した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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