<特集>災害対策関連マーク(1)=今年も各地で大雨に警戒、桜島の噴火も

株式

2022/8/1 7:02

 7月のFOMC(米連邦公開市場委員会)では事前の予想通り0.75%の利上げが実施された。その後のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見では、今後の引き締めについて、経済指標などデータ次第との見方が示された。また、現地28日に発表された4-6月の実質GDP(国内総生産)速報値は年率換算で前期比0.9%の減少となり、2四半期連続で減少。景気後退に対する警戒感から、長期金利が低下し、大型のIT関連株中心に買い戻しが進み、米国株は28日まで大幅続伸。週末の東京市場でも日経平均株価は堅調にスタートしたが、週末を控えてその後は手じまい売りが優勢となった。

 国内では4-6月決算の発表が本格化しており、当面は個別株物色が中心となりそうだが、今回は災害対策関連に注目したい。西日本、関東を中心に厳しい暑さが続くなか、大気の状態が不安定となり、ゲリラ豪雨などに見舞われるケースが今年も多発している。今後は台風の発生と上陸にも警戒が必要なシーズンを迎える。

 また、山体膨張が続いていた鹿児島県・桜島が24日に爆発的噴火を起こし、一時は警戒レベルが最大の5「避難」が発令された。現在は3の「入山規制」に引き下げられたものの、依然として警戒が怠れない状況。日本が火山噴火や地震などに対する備えは欠かせないことが再認識された。関連株を押さえておきたい。

提供:モーニングスター社

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