<新興国eye>ブラジル中銀週報:22年インフレ見通しを7.15%上昇に引き下げ―5週連続

新興国

2022/8/2 9:43

 ブラジル中央銀行が1日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀のIPCA(拡大消費者物価指数)で見た22年のインフレ見通しは前週予想の7.30%上昇から7.15%上昇に引き下げられた。引き下げは5週連続、1カ月前の予想は7.96%上昇だった。23年の見通しは5.30%上昇から5.33%上昇に引き上げられた。引き上げは17週連続、1カ月前の予想は5.01%上昇だった。

 22年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の1.93%増から1.97%増に引き上げられた。引き上げは5週連続、1カ月前の予想は1.51%増だった。23年の見通しは0.49%増から0.40%増に引き下げられた。引き下げは2週連続、1カ月前の予想は0.50%増だった。

 22年末時点の政策金利見通しは前週予想の13.75%に据え置かれた。据え置きは6週連続。23年末時点の見通しは前週予想の10.75%から11.00%に引き上げられた。1カ月前は10.50%だった。次回8月2-3日会合時点の見通しは13.75%に据え置かれた。据え置きは6週連続となった。

 為替(対ドル)レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の5.20レアルに据え置かれた。1カ月前は5.09レアルだった。23年末時点の見通しも5.20レアルに据え置かれた。1カ月前は5.10レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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