日経平均は282円高と反発、終値ベースで約1カ月ぶり3万9000円回復=20日後場

 20日後場は日経平均株価が、前週末比282円30銭高の3万9069円68銭と反発。TOPIX(東証株価指数)は同22.42ポイント高の2768.04ポイントと3日続伸した。朝方は売りが先行したものの、底堅く推移した。上げ転換後には、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ幅を拡大。午前10時49分には同649円78銭高の3万9437円16銭を付ける場面もあった。後場に入り、手がかり材料に乏しいなか大幅に反発した反動などから上値が重く、上げ幅を縮小する格好となったものの、4月15日(3万9232円)以来、約1カ月ぶりに終値ベースで3万9000円を回復した。東証プライム市場の出来高は18億371万株、売買代金は4兆1510億円。騰落銘柄数は値上がりが1142銘柄、値下がりは463銘柄、変わらずは44銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落した。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も高い。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も堅調。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、信越化<4063.T>、日東電<6988.T>などの化学株もしっかり。一方、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、光通信<9435.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株が下落した。

 個別では、C&FロジH<9099.T>、オーケストラ<6533.T>、日本コークス<3315.T>、アーレスティ<5852.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>などが上昇。半面、ACCESS<4813.T>、メイコー<6787.T>、Wismet<9260.T>、ライドリC<2585.T>、マイクロニ<6871.T>などが安い。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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