(再送)宝HLDが一時急伸、23年3月期第2四半期と通期の連結業績予想を上方修正

株式

2022/8/5 11:14

 宝ホールディングス(宝HLD)<2531.T>が急伸し、一時33円高の1085円を付けている。4日引け後、23年3月期第2四半期(22年4-9月)と通期の連結業績予想を上方修正し、好感された。

 第2四半期業績予想で、売上高を1460億円から1590億円(前年同期比12.6%増)に、営業利益を150億円から167億円(同22.7%減)に増額。通期予想では、売上高を3010億円から3220億円(前期比7.0%増)に、営業利益を300億円から317億円(同26,9%減)に引き上げた。売上高は、宝酒造インターナショナルグループで、海外日本食材事業の料飲食市場が好調に推移していることや、海外酒類事業も厳しいコロナ規制下にある中国を除き好調に推移する見込み。利益面では、宝酒造インターナショナルグループは売上高増による利益の増加を想定する。宝酒造では、エネルギー価格や原材料価格の上昇の影響を受けるが、価格改定と新商品などで補うとしている。

 業績予想の修正に伴い、期末一括配当予想を修正。従来予想の29円から31円(前期実績37円)に減額幅が縮小する見込みとした。

 23年3月期第1四半期(22年4-6月)の決算は、売上高が777億8200万円(前年同期比13.0%増)、営業利益は88億9400万円(同27.9%減)だった。

 午前11時12分時点の株価は、前日比13円高の1065円。

提供:モーニングスター社

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