今晩のNY株の読み筋=個別企業決算に注目

株式

2022/8/8 16:56

 8日の米国株式市場は、前週末の米7月雇用統計を通過し、米7月CPI(消費者物価指数)の発表を週央10日に控え、方向感の出にくい展開になるとみられる。

 前週末5日発表された米7月雇用統計は、非農業部門雇用者数、失業率とも堅調だったが、米景気減速懸念が後退した一方、FRB(米連邦準備制度理事会)が9月も大幅利上げを継続するとの見方も強まり、主要3指数はまちまちの結果となった。

 10日の米7月CPIが出るまでは様子見ムードが強まる公算が大きい。ただ、きょう8日は引け後開示も含め多くの決算発表が予定されており、個別の好決算や業績見通しに反応する場面はありそうだ。天然ガスなどエネルギーの輸送・貯蔵などを展開する公共事業セクターのドミニオン・エナジーの株価はアナリストコンセンサスをやや下回る水準にあるが、好決算が出れば、上値余地はまだ残されているとみられる。

<主な米経済指標・イベント>

特になし

ドミニオン・エナジー、スリーディー・システムズ、タイソンフーズ、バイオエヌテック、バリック・ゴールド、GOODRXホールディングス、ルミナー・テクノロジーズ、ルート、ノババックスなどが決算発表予定

(日付は現地時間)

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ