<新興国eye>ブラジル中銀週報:22年インフレ見通しを7.11%上昇に引き下げ―6週連続

新興国

2022/8/9 9:28

 ブラジル中央銀行が8日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀のIPCA(拡大消費者物価指数)で見た22年のインフレ見通しは前週予想の7.15%上昇から7.11%上昇に引き下げられた。引き下げは6週連続、1カ月前の予想は7.67%上昇だった。23年の見通しは5.33%上昇から5.36%上昇に引き上げられた。引き上げは18週連続、1カ月前の予想は5.09%上昇だった。

 22年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の1.97%増から1.98%増に引き上げられた。引き上げは6週連続、1カ月前の予想は1.59%増だった。23年の見通しは0.40%増に据え置かれた。1カ月前の予想は0.50%増だった。

 22年末時点の政策金利見通しは前週予想の13.75%に据え置かれた。据え置きは7週連続。23年末時点の見通しも前週予想の11.00%に据え置かれた。1カ月前は10.50%だった。次回9月20-21日会合時点の見通しも13.75%に据え置かれた。据え置きは7週連続となった。

 為替(対ドル)レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の5.20レアルに据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前は5.13レアルだった。23年末時点の見通しも5.20レアルに据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前は5.10レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ