<一撃!裏銘柄>「成長」が「計画」を上回る好循環――リンテック

株式

2022/8/18 11:30

 リンテック<7966.T>は会社計画を上回るペースの業績動向に加え、今後の収益拡大路線も盤石なことから狙い目だ。

 同社は来2024年3月期を最終年度とする中期経営計画で、売上高、営業利益、ROE(自己資本利益率)など、すべての目標を早くも初年度の前22年3月期に超過達成した。これを受けて連結営業利益の目標は従来の210億円から240億円に引き上げたものの、為替前提を1ドル=115円と保守的に設定していることや、半導体関連やMLCC(積層セラミックコンデンサー)関連テープといったアドバンストマテリアルズ事業の成長、前期後半に急回復した自動車用粘着製品の拡大も見込まれることから、再上方修正も期待できそうだ。

 今23年3月期第1四半期は営業減益となったものの、下期の伸び代に注目したい。リオープニング機運の高まりにより、各種イベント開催増加に伴い装飾用フィルムの販売数量が回復している。また、剥離(はくり)紙・剥離フィルムなどの加工材事業部門の全製品の値上げを9月1日出荷分から実施する。

 さらに、採算が悪化した米国子会社のマックタック社は、2月に買収した米スピネカー社からのラベル用粘着紙・粘着フィルム事業が加わるため、売上規模が600億円超に拡大する。米国市場でのシェア拡大と収益性改善を同時に手に入れた格好となり、期を追うごとの利益貢献が見込まれる。

 アドバンストマテリアルズの増産や温室効果ガス削減対応の前倒しを前提に、来24年3月期までの設備投資額を当初の400億円から537億円に増額している。実質無借金状態を維持している上、ESG(社会的責任投資)の観点でも評価材料としてとらえられ、新たな買い需要の掘り起こしにつながるか注目される。

 株価はPER約10倍台、PBR(株価純資産倍率)約0.8倍、配当利回り3.7%台と、割安感を備えている。

提供:モーニングスター社

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