<相場の読み筋>8月19日

2022/8/19 7:45

 18日の米国株式は、NYダウが前日比18.72ドル高の3万3999.04ドルと反発、ナスダック総合指数が同27.219ポイント高の1万2965.342ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が6億7813万株、ナスダック市場が44億4366万株だった。8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数がプラス6.2となり、市場予想平均のマイナス5.0を上回った。一方、7月中古住宅販売件数は、年率換算で481万件と市場予想平均487万件に届かなかった。好悪双方の材料が出るなか、方向感に乏しい展開となった。NYダウ採用銘柄では、17日の通常取引終了後に5-7月期の決算を発表したシスコ・システムズのほか、シェブロンやインテルなどが、値上がり率の上位に入っている。

 19日の東京株式は反発後、上値の重い展開か。きのう18日の日経平均株価は大幅反落となったものの、下げ渋る動きをみせていたことや、現地18日の欧米株式が上昇した流れなどから、買い優勢のスタートとなりそう。ただ、週末要因に加え、心理的なフシ目の2万9000円超えの水準では、戻り待ちの売りが控えているとみられ、買い一巡後には、停滞商状となる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=135円台の後半(18日は135円28-30銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=137円台の前半(同137円46-50銭)とやや円高方向にある。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、楽天グループ<4755.T>、アドバンテスト<6857.T>、オリンパス<7733.T>などが、18日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比165円高の2万9105円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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