日経平均は341円安と大幅に4日続落、2週ぶり2万8500円割れ、電機株など軟調=23日後場

 23日後場の日経平均株価は前日比341円75銭安の2万8452円75銭と大幅に4営業日続落。2万8500円割れは10日以来ほぼ2週間ぶり。朝方は、22日の欧米株安を受け、広範囲に売りが先行した。下げ幅を拡大し、前場前半には2万8395円30銭(前日比399円20銭安)まで下落した。一巡後は下げ渋ったが、戻りは限定され、大引けにかけては2万8400円台で停滞した。業種別で電機株や輸送用機器株などが軟調に推移し、指数の重しとなった。

 東証プライムの出来高は9億7431万株、売買代金は2兆3244億円。騰落銘柄数は値上がり388銘柄、値下がり1396銘柄、変わらず54銘柄。

 業種別では、東エレク<8035.T>、ファナック<6954.T>、ソニーG<6758.T>などの電機株が軟調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>、日野自<7205.T>などの輸送用機器株や、ブリヂス<5108.T>、浜ゴム<5101.T>などのゴム製品株も安い。LIXIL<5938.T>、リンナイ<5947.T>などの金属製品株も値を下げ、ダイキン<6367.T>、クボタ<6326.T>、三菱重工<7011.T>などの機械株も売られた。

 半面、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が上昇。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も高く、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株も堅調。

 個別では、アイスタイル<3660.T>、マネーフォワード<3994.T>、SREHD<2980.T>、リブセンス<6054.T>などの下げが目立った。半面、ノムラシス<3940.T>、オープンドア<3926.T>、日シス技術<4323.T>、エアトリ<6191.T>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、25業種が下落した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ