日経平均は460円程度安、時間外取引で米株価指数先物が下落し売り優勢の展開が続く=9月1日前場

 9月1日午前9時46分すぎの日経平均株価は、前日比460円程度安い2万7630円前後で推移する。午前9時45分には、同467円51銭安の2万7624円02銭を付けている。きのう8月31日は下げ渋る動きをみせたものの、現地31日の欧米株式が下落した動きを受け、売りが先行。手がかり材料に欠けるなか、米政府がエヌビディアに対し、中国とロシアへの高性能半導体の輸出を制限すると報じられ、時間外取引で米株価指数先物が下落したことも、重しとなっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、31日の大阪取引所清算値比265円安の2万7855円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が下落。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も安い。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も軟調。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も下げている。

 個別では、ACCESS<4813.T>、ラクーンHD<3031.T>、F&LC<3563.T>、OATアグリ<4979.T>、アトラエ<6194.T>などが下落。半面、菱洋エレク<8068.T>、カドカワ<9468.T>、積水ハウス<1928.T>、共同印<7914.T>、レアジョブ<6096.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時46分時点で、1ドル=139円台の前半(8月31日は1ドル=138円58-61銭)、1ユーロ=139円台の後半(同138円62-66銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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