<相場の読み筋>9月7日

2022/9/7 7:45

 6日の米国株式は、NYダウが前週末比173.14ドル安の3万1145.30ドルと続落、ナスダック総合指数が同85.956ポイント安の1万1544.909ポイントと7日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1604万株、ナスダック市場が45億2722万株だった。米8月ISM非製造業景況指数が56.9となり、市場予想平均の55.4を上回った。堅調な景気動向から、FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げへの警戒感が意識され、米10年物国債の利回りが一時3.35%まで上昇(価格は下落)する場面がみられた。NYダウ採用銘柄では、スリーエム(3M)やインテル、ゴールドマン・サックスなどが、値下がり率の上位に入っている。

 7日の東京株式は、弱含みの展開か。日経平均株価は、きのう6日に小幅反発したものの、手がかり材料に乏しいなか、手控えムードが広がりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=142円台の後半(6日は141円53-55銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=141円台の半ば(同141円18-22銭)と小動き。対ドルでの円安が意識され、輸出関連銘柄の下支え要因となる場面も想定される。9日に9月限株価指数先物・オプションのSQ(特別清算指数)値の算出を控えるが「SQ週の水曜日は荒れやすい」とのアノマリー(論理的に説明できない動き)もあり、注意したい。6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、日産自<7201.T>、ホンダ<7267.T>、オリンパス<7733.T>などが、6日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比20円安の2万7580円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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