日経平均は431円程度高、期先の先物に断続的な買いで上げ幅拡大=8日前場

 8日午前9時43分すぎの日経平均株価は、前日比431円程度高い2万7862円前後で推移する。午前9時23分には、同472円54銭高の2万7902円84銭を付けている。きのう7日に下げ渋る動きをみせていたことや、現地7日の米国株式が反発した動きを受け、買いが先行した。買い一巡後は、やや上値の重い動きがみられたものの、期先の12月限に断続的な買いが入り、上げ幅を拡大した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比250円高の2万7710円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も高い。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も堅調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も上げている。

 個別では、レアジョブ<6096.T>、国際紙パ商<9274.T>、ミマキエンジ<6638.T>、松屋<8237.T>、FFJ<7092.T>などが上昇。半面、パーク24<4666.T>、アイモバイル<6535.T>、カドカワ<9468.T>、オイラ大地<3182.T>、富士石油<5017.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時43分時点で、1ドル=144円台の前半(7日は1ドル=143円89-91銭)、1ユーロ=144円台の前半(同142円79-83銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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