【中国本土IPO】27日は深セン、北京で計3社が公募開始予定

サーチナ

中国株

2022/9/26 9:31

 中国本土の株式市場では9月27日、深セン証券取引所で2社、北京証券取引所で1社の計3社が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。

 深センメインボードへの上場を目指している、陝西美能清潔能源集団(001299/深セン)は4690万株を発行予定。2008年に陝西美能燃気有限責任公司として設立した民営企業で、15年に株式会社化したのち、18年に現社名となった。都市ガスの輸送・配送、営業を主業務としており、主に陝西省内で天然ガスの販売およびサービス、天然ガスのユーザー設備設置業務を手掛ける。21年における天然ガス供給量は1億9275万立法メートルで、同省の民営ガス事業者の間では上位にある。

 21年12月期の売上高は4億7951万元(前期比3.53%増)、純利益は1億141万元(同5.52%増)。22年1〜6月期の売上高は2億8891万元(前年同期比16.58%増)、純利益は4663万元(同12.25%減)。

 深セン創業板への上場を目指している、慧博雲通科技(301316/深セン)は4001万株を発行予定。09年に北京智慧博創測通信技術有限公司として設立した民営企業で、15年に株式会社化したのち、19年に現社名となった。ITアウトソーシングサービスを主業務とし、主にソフトウェア技術およびモバイルスマート端末測定・テストのアウトソーシングサービスを、中国国内主要都市や米国をはじめとする海外のIT、通信、インターネット、金融、自動車関連企業に提供している。

 21年12月期の売上高は9億1826万元(前期比33.55%増)、純利益は7815万元(同18.01%増)。22年1〜6月期の売上高は5億5884万元(前年同期比39.90%増)、純利益は3801万元(同2.08倍)。

 北京証券取引所への上場を目指している、中科美菱低温科技(835892/北京)は2418万株発行予定で、公募価格は16元。02年に設立し、15年に株式会社化した。バイオ医療向け低温貯蔵設備の研究開発、生産、販売を主業務としており、主力製品は低温貯蔵設備、超低温冷凍貯蔵設備で、スマートバイオサンプルバンク、スマートワクチン接種、スマート血液安全確保、コールドチェーンの安全確保、研究室の安全貯蔵確保、液化窒素IoTなどさまざまなソリューションプランを提供する。20年、21年の中国におけるバイオ医療向け低温貯蔵設備市場シェアは第3位となっている。

 21年12月期の売上高は4億6528万元(前期比25.01%増)、純利益は6749万元(同58.47%増)。22年1〜6月期の売上高は2億3570万元(前年同期比13.14%減)、純利益は4129万元(同21.16%減)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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