中村超硬、「PIP」の合成手法で千葉大学大学院と共同研究を開始

株式

2022/10/3 16:00

 中村超硬<6166.T>は前週末9月30日、がん治療薬などに有効と言われている有機化合物である「PIP(ピロール・イミダゾール・ポリアミド)」の合成手法について、千葉大学大学院の薬学研究院薬化学研究室と共同研究を開始すると発表した。

 千葉大学大学院の薬学研究院薬化学研究室(根本哲宏教授)は、PIPの合成に関する研究を行っており、実用化に向け安価で効率よくPIPを合成する技術開発に取り組んでいる。同研究室においてさまざまな合成手法を摸索するなか、同社のマイクロリアクターを用いたフロー合成システムに係る技術が着目され、同社のフロー合成装置を導入し基礎研究を行った結果、一定の成果を期待できること判明したため、今回、共同研究を行うことを決めた。

 PIPとは、ピロールの骨格とイミダゾールの骨格が特定の順番で、アミド結合により連結された化合物の総称。

 3日の終値は、前週末比12円高の571円。

提供:モーニングスター社

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