【深センIPO】18日は陝西美能清潔能源集団など2社が公募開始予定

サーチナ

中国株

2022/10/17 9:19

 深セン証券取引所では10月18日、メインボードで陝西美能清潔能源集団(001299/深セン)と深セン市好上好信息科技(001298/深セン)の2社が公募を開始する予定。いずれも9月下旬の公募開始を予定していたが延期され、仕切り直しの公募開始となる。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 陝西美能清潔能源集団は4690万株を発行予定で、公募価格は10.69元。2008年に陝西美能燃気有限責任公司として設立した民営企業で、15年に株式会社化したのち、18年に現社名となった。都市ガスの輸送・配送、営業を主業務としており、主に陝西省内で天然ガスの販売およびサービス、天然ガスのユーザー設備設置業務を手掛ける。21年における天然ガス供給量は1億9275万立方メートルで、同省の民営ガス事業者の間では上位にある。

 21年12月期の売上高は4億7951万元(前期比3.53%増)、純利益は1億141万元(同5.52%増)。22年1〜6月期の売上高は2億8891万元(前年同期比16.58%増)、純利益は4663万元(同12.25%減)。

 深セン市好上好信息科技は2400万株を発行予定で、公募価格は35.32元。14年設立の民営企業で、19年に株式会社化した。コンシューマー電子、IoT、照明などの分野を対象とした電子部品の販売代理を主業務としており、関連製品の設計プランや技術サポートなどのサービスも提供する。代理販売を行う主な製品はSoCチップ、無線チップ・モジュール、パワーデバイス用素子、アナログ・デジタル素子、記憶装置、LED素子、センサーなどで、メディアテック、PIなどの中国本土内外の著名メーカーの販売ライセンスを取得し、小米集団をはじめとする通信機器メーカーに販売を行っている。

 21年12月期の売上高は68億4000万元(前期比30.04%増)、純利益は1億8648万元(同57.73%増)。22年1〜6月期の売上高は36億4048万元(前年同期比3.86%増)、親会社株主に帰属する純利益は8599万元(同10.44%減)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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