【北京IPO】バイオ向け低温貯蔵設備の中科美菱低温科技が18日に上場、初値は公募価格をわずかに上回る16.01元

サーチナ

中国株

2022/10/19 9:23

 北京証券取引所では10月18日、中科美菱低温科技(835892/北京)が新規上場した。初値は公開価格16.00元を0.06%上回る16.01元だった。終値は同2.37%高の16.38元だった。

 同社は02年設立で、15年に株式会社化した。バイオ医療向け低温貯蔵設備の研究開発、生産、販売を主業務としており、主力製品は低温貯蔵設備、超低温冷凍貯蔵設備で、スマートバイオサンプルバンク、スマートワクチン接種、スマート血液安全確保、コールドチェーンの安全確保、研究室の安全貯蔵確保、液化窒素管理のIoT化などさまざまなソリューションプランを提供する。20年、21年の中国におけるバイオ医療向け低温貯蔵設備市場シェアは第3位となっている。

 21年12月期の売上高は4億6528万元(前期比25.01%増)、純利益は6749万元(同58.47%増)。22年1〜6月期の売上高は2億3570万元(前年同期比13.14%減)、純利益は4129万元(同21.16%減)。

 新規上場に伴い調達予定の5億328万元(約104億円)は、約28%の1億3880万元を医療用貯蔵設備生産ライン拡張プロジェクトに、約19%の9478万元を完全子会社である安徽菱安医療器械有限公司のハイエンド医療機器生産ラインプロジェクトに、約34%の1億6936万元を研究開発センター建設プロジェクトに、約20%の1億32万元を販売チャネル構築プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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