明日の日本株の読み筋=不安定な値動きが続きそう

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株式

2022/10/20 16:31

 21日の東京株式市場は、心理的なフシ目の2万7000円を挟んで、不安定な値動きが続きそうだ。米国株頼みの状況のなか、米国市場では、金融引き締めへの警戒感が続くなか、10年物国債の利回りが4.13%台に上昇(価格は下落)するなど、株式への逆風が吹く格好にある。先行き不透明感があるなか、週末要因もあり、リスク回避姿勢の売りが強まる場面も想定される。市場では、「米国株の動向頼みの展開が続くが、心理的なフシ目でもある2万7000円前後の水準を固めることができるかがポイント」(中堅証券)との声が聞かれた。

 20日の日経平均株価は、前日比250円42銭安の2万7006円96銭と3日ぶりに大幅反落して取引を終えた。20日の取引終了後、東京証券取引所が発表した10月第2週(11-14日)の投資部門別売買状況(現物株)によると、金額ベースで海外投資家は1524億円の買い越しで、2週連続で買い越した。一方、個人投資家は136億円の売り越しで、金額は前週の4544億円の売り越しから減少したものの2週連続で売り越しとなっている。

提供:モーニングスター社

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