<相場の読み筋>10月26日

2022/10/26 7:26

 25日の米国株式は、3日続伸した。NYダウが前日比337.12ドル高の3万1836.74ドル、ナスダック総合指数が同246.504ポイント高の1万1199.116ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億95万株、ナスダック市場が49億8961万株だった。引き続き、12月FOMC(米連邦公開市場委員会)での利上げ幅の縮小を見込む動きとなり、米10年物国債の利回りが4.1%台に低下(価格は上昇)。金利の低下で、相対的な割高感が後退したハイテク株を中心に物色された。NYダウが3日続伸するのは、9月7-12日の4日続伸以来、約1カ月半ぶり。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ペイパルやメタ(旧フェイスブック)、テスラなどが上昇した。

 26日の東京株式は続伸後、堅調な展開か。日経平均株価はきのう25日、直近で上値を抑える格好となっていた200日移動平均線(25日時点で2万7211円)を終値ベースで超えたことから、投資家心理の好転が期待される。現地25日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が3日続伸したことも支えとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=148円トビ台(25日は148円92-94銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=147円台の半ば(同146円77-81銭)と円安に傾いている。25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、TDK<6762.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、25日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比295円高の2万7555円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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