【上海IPO】江蘇康為世紀生物科技、初値は公募価格を12.29%下回る42.96元

サーチナ

中国株

2022/10/26 9:26

 上海証券取引所では10月25日、江蘇康為世紀生物科技(688426/上海)が科創板に新規上場した。公開価格48.98元に対して初値は12.29%低い42.96元だった。終値は同10.94%安の43.62元だった。

 同社は10年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。酵素原料、拡散保存試薬、拡散抽出純化試薬、分子診断試薬キットなど分子検査に関連する製品の開発、販売を主業務としている。22年3月20日現在で700種類あまりの製品を発売しており、充実した製品体系を持つ。また、これまでに分子検査に関する2つの国家規格、3つの業界規格の原案作成に参加するなど、分子検査業界の発展に向けて積極的な貢献を果たしてきた。将来的には消化器疾患、呼吸器感染症のスクリーニング検査、診断分野に注力して製品、サービスを提供する計画だ。

 21年12月期の売上高は3億3846万元(前期比45.13%増)、純利益は1億2584万元(同16.36%増)。22年1〜6月期の売上高は2億6556万元(前期比2.10倍)、純利益は1億91万元(同2.45倍)。

 新規上場に伴い調達予定の9億8567万元(約200億円)は、約49%の4億8669万元を医療機器・生物検査測定試薬産業化プロジェクトに、約12%の1億1707万元を販売ネットワーク構築プロジェクトに、約14%の1億4190万元を分子検査測定製品研究開発プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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