<特集>いま注目の実力割安株(3)=リョービ―テクニカル好転の可能性に割り負け感も

株式

2022/10/28 17:17

 リョービ<5851.T>に狙い目がある。株価は、9月12日に年初来高値1368円を付けた後、10月3日の直近安値1214円を下限とするボックス相場を形成中だが、足元では上昇傾向を強める75日移動平均線が下値支持線として意識される一方、日足一目均衡表の「雲」上抜けをうかがっており、テクニカル好転の可能性がある。22年12月期の連結業績予想はすでに上方修正済みで、PER8倍台、PBR0.3倍台と割り負け感も強い。

 22年12月期業績予想は、売上高で2480億円(前期比25.2%増)、営業損益で64億円の黒字(前期は15億2400万円の赤字)に浮上する。期初予想に対し、それぞれ80億円、11億円の増額となる。主力のダイカスト事業において、上期は半導体などの部品不足や中国上海のロックダウンの影響があったものの、今年後半には自動車生産の回復が見込まれるとともに、原料(アルミ)価格上昇分の販売価格への転嫁が進む見込みで、利益体質が強化される。

提供:モーニングスター社

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