日経平均は42円安、好業績株中心に買い先行も米株安が重しで下げ転換

 1日午前10時時点の日経平均株価は前日比42円11銭安の2万7545円35銭。朝方は、好業績株を中心に買いが先行し、前場早々に2万7641円27銭(前日比53円81銭高)まで値を上げる場面があった。ただ、前日の米国株安が重しとなり、その後の上値は重く、下げに転じた。先物に断続的な売りが出たこともあり、さえない動きとなっている。

 業種別では、LIXIL<5938.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株が下落。川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株も安い。東電力HD<9501.T>、関西電力<9503.T>、大阪ガス<9532.T>などの電気ガス株も売られ、JPX<8697.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株もさえない。

 半面、三菱商<8058.T>、三井物産<8031.T>、伊藤忠<8001.T>などの卸売株が上昇。JT<2914.T>、東洋水産<2875.T>、キッコーマン<2801.T>などの食料品株も高い。日本製鉄<5401.T>、東製鉄<5423.T>、冶金工<5480.T>などの鉄鋼株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も堅調。三井倉HD<9302.T>、三菱倉<9301.T>などの倉庫運輸関連株も引き締まっている。

 個別では、メンバーズ<2130.T>、LITALICO<7366.T>、トランスコス<9715.T>などの下げが目立つ。半面、スミダ<6817.T>がストップ高カイ気配となり、冶金工<5480.T>がストップ高。JVCKW<6632.T>などの上げも目立つ。

提供:モーニングスター社

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