コンテナ輸送大手の中遠海運HD、22年1〜9月期は40%前後の増収増益に

サーチナ

中国株

2022/11/2 9:20

 中国のコンテナ輸送大手、中遠海運HD(01919/香港)が10月28日、2022年1〜9月期の業績報告を発表し、前年同期比で増収増益となったことを明らかにした。

 22年7〜9月期の売上高は1057億5554万人民元で、前年同時期の922億1341万元から14.68%増加した。純利益は324億6427万元で、前年同時期の305億496万元から6.42%の増加、非経常損益を差し引いた純利益は322億9586万元で前年同期比6.23%増となった。

 1〜9月期では売上高が3165億4057万元で、前年同期の2314億7882万元から36.75%増加。純利益は972億1487万元で前年同時期の676億3198万元から43.74%の増加、非経常損益を差し引いた純利益も967億1738万元で同43.45%増となった。

 売上が大きく増加した要因について同社は、貨物輸送量が前年同時期よりやや減少した一方で、コンテナ水上輸送事業のコンテナ1箱あたりの単価が大きく増加したと説明。純利益の大幅な増加については、コンテナ海上輸送事業の収益性が大きく向上したことに加え、埠頭事業の収益性も安定的に高まったことを要因として挙げている。22年1〜9月のコンテナ海上輸送事業における貨物輸送量は1853万4080TEUで、前年同時期に比べて9.36%減少した。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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