キャンバスが急騰、「CBP501」が膵臓がん3次治療対象の臨床第2相試験で主要評価項目を達成

株式

2022/11/2 11:03

 キャンバス<4575.T>が急騰し、一時87円高の859円を付けている。1日引け後、現在米国で進めている膵臓(すいぞう)がん3次治療を対象とした抗がん剤候補化合物「CBP501」臨床第2相試験ステージ1の3剤併用投与群(CBP501・シスプラチン・ニボルマブ)において、本臨床試験の主要評価項目である3カ月無増悪生存(3MPFS)の4例目の判定が確定し、主要評価項目を達成したと発表し、買い人気を集めた。

 今後は、「CBP501」を含む当該3剤併用投与の承認獲得に向けた臨床第3相試験の準備を進める。なお、第2相試験ステージ2の要否については未だ決定していない。

 「CBP501」は、シスプラチンとの併用でがんの免疫原性細胞死を有意に増やすことが基礎研究で示されている。今回実施している臨床試験は、「CBP501」とシスプラチンの併用によって膵臓がん組織に免疫細胞を増やし、さらに免疫チェックポイント抗体ニボルマブが併用されることによって、これまでにない治療効果が期待されるとしている。

 午前11時時点の株価は、前日比15円高の787円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ