<相場の読み筋>11月15日

2022/11/15 7:45

 14日の米国株式は、3日ぶりに反落した。NYダウが前週末比211.16ドル安の3万3536.70ドル、ナスダック総合指数が同127.111ポイント安の1万1196.220ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億5046万株、ナスダック市場が48億5859万株だった。朝方から、前週末の堅調な展開を受け買いが先行。NYダウは一時、210ドルを超える上昇となり、心理的なフシ目の3万4000ドルに迫る場面もみられた。ただ、買い一巡後は、手がかりに乏しいなか、短期的な過熱感も警戒され、戻り待ちの売りが優勢となった。NYダウ採用銘柄では、ウォルマートやホーム・デポ、マイクロソフトなどが値下がり率の上位に入っている。

 15日の東京株式は、もみ合い商状か。23年3月期第2四半期決算の発表がほぼ一巡し、手がかり材料に欠けることから、様子見姿勢が強まる場面もありそう。日足チャート上では、5日移動平均線(14日時点で2万7852円)が下値として意識されそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=139円台の後半(14日は139円49-52銭)、ユーロ・円が1ユーロ=144円台の半ば(同144円07-11銭)と円安方向に振れている。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ZHD<4689.T>、ローム<6963.T>、ソフバンG<9984.T>などが、14日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比5円安の2万7955円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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