7-9月GDPは4四半期ぶりのマイナス

株式

2022/11/15 15:10

<チェックポイント>

●前期比年率1.2%減、市場予想を下回る

●個人消費はプラスもコロナの影響残る

●輸入増、成長率押し下げ

 内閣府が15日に発表した22年7-9月期の実質GDP(国内総生産)速報値は、前期比年率1.2%減と4四半期ぶりのマイナスとなった。市場予想(1.1%増)も下回った。

 7-9月の個人消費は前期比0.3%増(4-6月は1.2%増)。新型コロナウイルスの感染再拡大で外出自粛の動きが出ており、旅行や外食への影響が出たもよう。物価上昇も消費減につながった可能性がある。民間企業設備については、1.5%増と2四半期連続での増加だったが、前四半期(同2.4%増)からは伸びが鈍化した。

 また、輸出は1.9%増(同1.8%増)。中国のロックダウン(都市封鎖)からの回復や米国向けの増加が寄与した。一方、輸入は5.2%増(同0.8%増)に急拡大。外需寄与度が大きくマイナスとなり、成長率を押し下げた。

提供:モーニングスター社

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