化学肥料大手の中国心連心化肥、22年1〜9月期は増収増益に

サーチナ

中国株

2022/11/22 9:30

 中国の化学肥料大手、中国心連心化肥(01866/香港)が11月18日、2022年1〜9月期の業績を発表した。前年同期比で増収増益となった。

 22年1〜9月期の売上高は約175億1600万元で、前年同時期の117億6200万元から48.92%増加した。また、純利益は15億8400万元で、前年同時期の13億9400万元から13.63%増えた。

 事業別では、尿素の売上高が51億2100万元(前年同期比50.35%増)、自動車用尿素溶液が4億1700万元(同15.83%増)、複合肥料が47億9000万元(同69.68%増)、メタノールが17億3600万元(同41.83%増)、ジエチルメーテルが10億5600万元(同7.21%増)、メラミンが8億500万元(同0.25%減)、フルフリルアルコールが5億2000万元(同5.63%減)、医薬品中間体が3億2100万元(同13.94%減)となっている。

 尿素は新たな生産拠点の運用開始に平均販売価格の上昇が相まって販売数と売上高が大きく増加した。複合肥料は生産能力の拡大と販売ネットワーク、チャネルを拡大したことで販売量が増加した。一方、メラミンはロシアのウクライナ侵攻によりEUが対ロ制裁を強化したこと、フルフリルアルコールは鋳造業からの需要が低調だったこと、医薬中間体は新型コロナの感染拡大が繰り返し発生して需要が弱まったことで売上が減少した。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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