東レ、丸紅やYHC、シーメンス・エナジーとスコットランドでP2Gの実証研究

株式

2022/11/28 15:34

 東レ<3402.T>は前週末25日、丸紅<8002.T>、やまなしハイドロジェンカンパニー(YHC、山梨県甲府市)、シーメンス・エナジー(東京都品川区)と共に「再エネ拡大地域における寒冷都市型エネルギー利用の脱炭素化を実現するための、P2G(Power to Gas)システム導入に向けた実証研究(英国スコットランド・グラスゴー市)/実証要件適合性等調査」を開始すると発表した。

 同調査は、丸紅が地元政府と共同でグリーン水素関連事業の展開を企画している英国スコットランドにおいて、同地域の豊富な再生可能エネルギーを利用し、東レ独自の「炭化水素系電解質膜」を搭載した、シーメンス・エナジー製の固体高分子(PEM)形水電解装置を用いて、YHCが技術力を有するP2Gシステムによってグリーン水素の製造の実証要件適合性などを調査。加えて、寒冷都市型の熱需要等をグリーン水素により賄う新たなエネルギー需給システムの構築・運用方法、そして大型施設向け暖房設備や工業用ボイラーでのグリーン水素利活用方法について調査を実施するという。

 P2Gとは、太陽光などの再生可能エネルギーの電力を活用し、水の電気分解から水素を製造するシステム。

 28日の終値は、前週末比8.5円高の738円。

提供:モーニングスター社

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