快手科技の7〜9月期はライブ・EC事業が好調で約13%の増収、赤字が大きく減少

サーチナ

中国株

2022/11/29 9:17

 中国のショート動画プラットフォームを運営する快手科技(01024/香港)が11月22日、2022年7〜9月期(第3四半期)の業績を発表した。前年同期比で約13%の増収となり、赤字額が大きく減少した。

 22年7〜9月期の売上高は231億2841万元で、前年同時期の204億9297万元から12.9%増加した。このうち、オンラインマーケティングサービスの売上高が115億8963万元で前年同期比6.2%増、ライブ事業が89億4669万元で同15.8%増、EC事業を含むその他サービスが25億9209万元で同39.37%増といずれの事業でも増収を実現し、特にライブ事業とEC事業が好調だった。1〜9月期の売上高は658億9023万元で、前年同時期の566億5125万元から16.3%増となった。

 7〜9月期の純損益は27億1240万元の赤字で、70億8689万元の赤字だった前年同時期から赤字額が61.7%縮小した。売上総利益が前年同時期より約20億元増え、販売・マーケティング費用が約20億元減ったことなどが赤字減少の大きな要因となった。1〜9月では121億4234万元の赤字で、718億7400万元の赤字だった前年同時期から赤字額が83.1%縮小した。

 動画プラットフォーム「快手」の7〜9月期における1日の平均アクティブユーザー数(DAU)は3億6340万人で、前年同時期の3億2040万人から4300人増えた。また、1日のユーザー1人あたり平均利用時間は129.3分で、前年同時期の119.1分から約10分増加している。ECによる商品取引総額は2225億2020万元にのぼり、前年同期比で26.58%増えた。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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