【深センIPO】ポリエステル樹脂メーカーの浙江光華科技、初値は公開価格を約20%上回る33.31元

サーチナ

中国株

2022/12/9 9:13

 粉末塗料用ポリエステル樹脂メーカーの浙江光華科技(001333/深セン)が12月8日、深セン証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格27.76元に対し、初値は19.99%高い33.31元だった。終値は値幅制限いっぱいとなる同43.98%高の39.97元だった。

 同社は2014年設立の民営企業で、17年に株式会社化した。粉末塗料用ポリエステル樹脂の研究開発、生産、販売を主業務としており、製品は建材、一般工業、家電、家具、自動車、コンシューマーエレクトロニクス製品などの各分野に幅広く利用されている。中国化工学会塗料塗装専門委員会のデータによれば粉末塗料用ポリエステル販売量は長年中国の業界第2位の地位を保っており、中国市場における販売量とシェアは年々上昇しており、17年の4万7700トン、6.95%から20年には9万6600トン、9.71%となった。

 21年12月期の売上高は13億1352万元(前期比56.60%増)、純利益は1億6263元(同51.63%増)。22年1〜9月期の予想売上高は9億〜9億8000万元(前年同期比6.77%減〜1.52%増)、純利益は9700万〜1億800万元(同15.50〜24.11%減)。

 新規上場に伴い調達予定の7億7325万元(約152億円)は、約49%の3億8240万元を年産12万トンの粉末塗料用ポリエステル樹脂生産ライン建設プロジェクトに、約9%の7084万元を研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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