ラバブルMが上期の決算説明会を開催、主力のSNSマーケティング事業が順調に成長

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2022/12/13 9:00

 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)マーケティング支援のラバブルマーケティンググループ(ラバブルM)<9254.T>が11月17日に、23年3月期上期の決算説明会を開催した。

 同社はSNSマーケティング事業を主力として、育成事業と位置付けるDX(デジタルトランスフォーメーション)支援事業なども展開する。11月11日に発表した上期の連結業績は、売上高が7億3900万円(前年同期比19.1%増)と上期の過去最高を更新。SNSマーケティング事業では、重要な先行指標としているSNS運用支援の新規受注件数が上期に109件(同14.7%増)と拡大したほか、SaaS型のプロダクト契約件数も450件(同23.3%増)と伸びている。SaaSプロダクトの中では、「comnico Marketing Suite」のARRが四半期で過去最高水準となったほか、「comnico Marketing Suite」の解約率も前年同期比で大きく改善した。同事業はストック性の高いビジネスモデルであるため、中・長期な安定収益につながると期待される。

 また、DX支援事業も「セールスフォース」の運用サポートサービスが拡充し、2割近い増収となっている。

 損益面では、営業損益が500万円の赤字(前年同期は1億4000万円の黒字)となったものの、これは積極的な人材採用がコスト増につながったもの。同社では今期に35人の新規採用を計画しているが、上期時点で採用計画の100%を達成した。同社は今期人材採用に加え従業員の教育にも注力。主力事業のSNSマーケティングにおいては、SNS運用支援を行える人材を育成できる教育プログラムが機能しており、クライアントに対する適切なSNS運用支援の対応を早期に行える体制が構築されている。それだけに、積極的な採用は収益基盤の強化につながるとみられる。

 ラバブルMは収益が下期に偏重することもあり、通期計画の売上高17億4200万円(前期比25.5%増)、営業利益2億500万円(同2.5%増)の達成に向けたハードルは高くないと予想される。

 今後に向けた施策としては、SNSマーケティング事業でSaaS型のプロダクトツ―ルのクロスセル強化や、多様化するプラットフォームへの対応などを行い、DX支援でも同社の得意とするマーケティングオートメーションツールの導入などに乗り出し、新規顧客の開拓にも力を入れている。

 さらには、新規分野としてメタバース空間におけるマーケティングソリューション提供に向けた開発・実証実験に乗り出しているほか、子育てメディアとのタイアップによるサービスも開始している。東南アジアを中心とするSNSマーケティングの海外展開を視野に入れている点も注視しておきたい。

提供:モーニングスター社

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