【香港IPO】ライブ配信プラットフォームの花房集団、初値は公開価格を17.5%上回る3.29香港ドル

サーチナ

中国株

2022/12/14 9:09

 ライブ配信プラットフォーム運営大手の花房集団(03611/香港)が12月12日、香港証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格2.80香港ドルに対し、初値は17.50%上回る3.29ドルだった。終値は同12.50%高の3.15ドルだった。

 同社は2006年設立で、音楽・映像ライブエンターテインメントおよびソーシャルネットワークサービスの提供を主業務としており、中国国内をリードするオンラインエンターテインメントライブプラットフォーム事業者の一つである。モバイル向けの「花椒」、PC向けの「六間房」の2つのライブ配信プラットフォームが主力商品で、20年にソーシャルアプリ「HOLLA」の運営企業HOLLAサービスを買収したことでグローバル展開も進めている。

 同社が運営するライブ配信プラットフォームの22年5月における累計登録ユーザーは4億1490万人。21年における中国国内の音楽・映像SNS市場シェアは7.0%、月間アクティブユーザーなど様々な指標において中国のオンラインライブ配信プラットフォーム市場第2位となっている。

 21年12月期の売上高は45億9969万人民元(前期比24.87%増)、純利益は3億2502万元(前期は15億2467万元の純損失)。22年1〜5月期の売上高は20億8744万元(前年同期比15.86%増)、純利益は1億7789万元(同30.63%増)。

 新規上場に伴い調達予定の9080万香港ドル(約16億円)は、約25%を製品、コンテンツ、サービスのさらなる多様化、充実に、約35%をユーザー拡大・ブランド推進に向けた市場PRの実施に、約20%を企業買収や製品・サービス・事業への投資に、約10%を研究開発・技術能力向上に用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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