<米国株情報>イーロン・マスク氏、フォーブス誌「世界長者番付」トップから転落

株式

2022/12/15 10:40

 米経済誌フォーブスがリアルタイムで毎日公表している世界長者番付で、実業家で電気自動車大手テスラや短文投稿サイト大手ツイッターで代表と務めるイーロン・マス氏が13日、トップの座から転落した。

 マスク氏は21年9月に当時、世界最高長者だったオンライン小売大手アマゾン・ドットコムの創業者ジェフ・ベソス氏を抜いてトップの座に就いた。ただ、最近のテスラ株の低迷を受け、7日にも瞬間的にトップの座を仏高級ブランド品大手LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンのベルナール・アルノー会長兼CEO(最高経営責任者)に明け渡していた。このときは僅差(きんさ)で、すぐに奪還したが、最新の13日時点では、マスク氏の保有資産額が推定で1776億ドルに対し、アルノー氏が1886億ドルとなっており、今回は差が大きくなった。

 テスラの株価はマスク氏がツイッターを買収して以降、低迷しており、13日には前日比4.09%安の160.95ドルと急落。また、ツイッター買収の資金調達のため、マスク氏自身が数十億ドル相当のテスラ株を売却している。

 マスク氏の保有資産の大半はテスラ株に依存しており、テスラ株は過去2年間で11倍に急騰した。マスク氏はテスラ株のほか、宇宙ベンチャー企業のスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズの株式を保有しているが、フォーブスによると、21年12月17日時点でマスク氏の資産額は2451億ドルだったため、それ以降、700億ドル近くを失ったことになる。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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