<米国株情報>テスラの株価が下げ止まらず―年明けに大規模レイオフ実施か

株式

2022/12/23 10:13

 電気自動車(EV)大手テスラの下げが止まらない。22日は前日比8.88%安の125.35ドルで引けたが、52週安値を122.26ドルに切り下げた。前週末16日から22日までの5営業日だけで2割超下落し、時価総額は約1000億ドルが吹き飛んだ。

 テスラ株はイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)がツイッターを買収する際の資金調達として一部が売られ、低迷していた。21日にはEVを専門に扱う米オンラインニュースサイト「エレクトレック」が関係者の話として、新規採用を凍結し、23年1-3月中に大規模なレイオフ(一時解雇)を実施する見通しと報じ、売り材料視されたようだ。

 エレクトレックによれば、マスクCEOがこれまでもFRB(米連邦準備制度理事会)の積極的な金融引き締めで米リセッション(景気低迷)への警戒が高まるなかでテスラは大幅な値引き販売や特典付き販売を実施しており、短期的に苦境が続く見通しとしている。一方、過去の例では、レイオフや採用凍結の実施後、再び雇用を戻す傾向があるとも指摘している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ