【北京IPO】華光源海国際物流集団、初値は公開価格を16.38%下回る6.69元

サーチナ

中国株

2022/12/30 10:10

 国際貨物輸送代行や水上貨物輸送を手掛ける華光源海国際物流集団(872351/北京)が12月29日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格8.00元に対し、初値は16.38%低い6.69元だった。終値は同21.88%安の6.25元だった。

 同社は2005年に湖南源海航運有限公司として設立した民営企業で、17年に株式会社化、19年に現社名となった。国際貨物輸送代行、河川・海洋連絡輸送の長江内支線のコンテナ定期輸送、道路輸送などを主業務とする総合現代物サービス企業である。業務エリアは長江中・下流の主要港で、大型メーカー、貿易商、国際貨物輸送代理業者など多くの顧客向けにワンストップの越境総合物流サービスを提供している。

 目論見書発行日現在、同社は自社所有船8隻、リース船3隻を所有し、総輸送力は4057TEU、総積載重量は5万8060トン。22年1〜6月期における売上構成は、国際貨物輸送代行が88.97%と大部分を占めている。長江の「黄金水路」と呼ばれる中・下流域を拠点に、多くの顧客と安定的な提携関係を構築してきた。水上輸送、国際貨物輸送代行、陸上輸送の物流3セクションをカバーしている強みを生かし、さらなる業務拡大を目指す。

 21年12月期の売上高は18億165万元(前期比2.39倍)、純利益は4363万元(同2.58倍)。22年1〜9月期の売上高は17億2735万元(前年同期比43.27%増)、純利益は5392万元(同52.97%増)。

 新規上場に伴い調達予定の1億8227万元(約35億円)は、4815万元を河川・海上直通液化天然ガス(LNG)動力コンテナ船舶購入プロジェクトに、1131万元をデジタル物流一体化プラットフォーム建設プロジェクトに用いる。

(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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