<新興国eye>ブラジル中銀週報:23年末時点の政策金利見通しを12.25%に引き上げ

新興国

2023/1/4 9:48

 ブラジル中央銀行が2日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した23年末時点の政策金利見通しは前週予想の12.00%から12.25%に引き上げられた。引き上げは2週連続。1カ月前の予想は11.75%だった。24年末時点の見通しは9.00%に据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前は8.50%だった。次回2月1日会合時点の見通しも13.75%に据え置かれた。据え置きは28週連続。

 また、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た22年のインフレ見通しは前週予想の5.64%上昇から5.62%上昇に引き下げられた。引き下げは4週連続。1カ月前の予想は5.92%上昇だった。23年の見通しは5.23%上昇から5.31%上昇に引き上げられた。引き上げは3週連続。1カ月前は5.08%上昇だった。24年の見通しも3.60%上昇から3.65%上昇に引き上げられた。引き上げは2週連続。1カ月前は3.50%上昇だった。

 22年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の3.04%増に据え置かれた。1カ月前の予想は3.05%増だった。23年の見通しは0.79%増から0.80%増に引き上げられた。1カ月前は0.75%増だった。24年の見通しは1.50%増に据え置かれた。1カ月前は1.71%増だった。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の5.27レアルに据え置かれた。1カ月前は5.25レアルだった。24年末時点の見通しも5.26レアルに据え置かれた。1カ月前は5.23レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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