中国広核電力、22年の年間発電量は台山原発の稼働停止もあり前年比1.2%減の2113億kWh

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2023/1/11 9:36

 中国の原子力発電会社、中国広核電力(01816/香港)が1月9日、2022年の年間発電量が前年より1.18%少ない2113億1400万キロワット時となったことを発表した。

 同社の22年12月31日現在の原子力発電キャパシティが2万9380メガワットだった。年間発電量は2113億1400万キロワット時で、2138億3700万キロワット時だった前年に比べて1.18%減少した。このうち、オングリッド発電量は1983億7500万キロワット時で、2011億5100万キロワット時だった前年に比べて1.38%減った。

 発電所別では広東省深セン市の嶺澳原子力発電所の発電量が174億1400万キロワット時で前年比11.61%増と大きく増えた。一方で、広東台山市の台山原子力発電所では破損により21年7月に稼働が停止した1号機の運転再開が1年後の22年8月となったこともあり、22年の発電量が前年の197億4900万キロワット時から32.53%少ない133億2500万キロワット時にとどまった。

 同社では22年12月31日現在で8か所の原子力発電所を運営しているほか、7つの原子力発電ユニットを新規建設中だ。このうち広西チワン族自治区の防城港原子力発電所の3号機がすでにテスト運転段階に入っており、今年上半期にも正式稼働する見込み。同4号機も24年前半の稼働を予定している。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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