明日の日本株の読み筋=日銀決定会合の結果に注目

国内市況

株式

2023/1/17 16:07

 あす18日の東京株式市場では、日銀の金融政策決定会合(18日まで開催)の結果が注目される。日銀は昨年12月20日の前回会合で長期金利の変動許容幅をプラスマイナス0.25%程度からプラスマイナス0.5%程度に引き上げ、市場に動揺をもたらしたが、今回の会合で追加の緩和修正に動くかどうかが焦点になる。仮に修正決定なら、一時的にしろ円高・株安が予想されるが、無風通過となれば、買い直される可能性がある。もっとも、市場では「追加の緩和修正があってもそれで終了とは言いきれず、修正が見送られた場合でも、次回に先送りされたとみれば、不透明感が尾を引くことになる」(準大手証券)との声が聞かれた。

 17日の日経平均株価は3営業日ぶりに大幅反発し、2万6138円(前日比316円高)引けとなった。16日の欧州株高や円高一服を支えに買い優勢で始まった。きのう大幅続落した反動で自律反発狙いの買いも入りやすく、上げ幅は一時370円を超えた。その後は上値が重くなったが、下値も堅く、後場は小幅もみ合いとなった。あすの日銀金融政策決定会合を控え、様子見ムードに傾いた。チャート上では、心理的なフシ目となる2万6000円台に復帰したが、これを維持しつつ戻りを試せるかがポイントになる。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ