【深センIPO】新エネ造園機器メーカーの格力博が18日に公募開始、1億2154万株発行予定

サーチナ

中国株

2023/1/18 9:22

 深セン証券取引所の創業板への新規上場を目指す、格力博(301260/深セン)が1月18日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1億2154万株を発行予定で、公募価格は30.85元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2002年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。リチウムイオンバッテリーを主とする新エネルギーを動力源とした造園やガーデニング用機器の研究開発、設計、生産、販売を主業務としている。自社ブランドで草刈り機、クリーナー、ブロワー、剪定機、チェーンソー、草刈りロボット、草刈りカートなどの製品を手掛けており、家庭向けからプロ仕様まで環境に優しく、スマートで先進的な造園用機器を提供している。

 22年1〜6月期における売上のうち、65.53%が自社ブランド品、24.72%がODM生産、9.74%が小売店ブランドでの販売となっている。中国国内で事業を展開する他、米国、カナダ、欧州などに子会社を設立しており、米国の大手ホームセンター・ロウズやウォルマート、コストコをはじめ、米国や欧州の小売店での販売、アマゾンなどのECプラットフォームを通じたオンライン販売を展開。幅広い販売チャネルにより売上を伸ばしている。

 自社ブランドの「グリーンワークス」は米国の新エネルギー造園用機械市場シェア第3位となっており、米アマゾンでは同ブランドの草刈り機やブロワーなどが「ベストセラー」商品に選ばれている。同社製品の北米新エネルギー造園用機械市場における19年7月〜20年6月のシェアは、手押し草刈り機が17.45%、ハンディ草刈り機が10.58%、ブロワーが9.83%、剪定機が6.67%、チェーンソーが13.39%。

 21年12月期の売上高は50億389万元(前期比16.61%増)、純利益は2億7974万元(同50.54%減)。22年1〜9月期の売上高は41億7415万元(前年同期比11.83%増)、純利益は2億192万元(同9.96%減)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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