日経平均は3日ぶり大幅反落、模様眺めムードが広がり弱含みの展開続く=19日前場

 19日前場の日経平均株価は、前日比322円50銭安の2万6468円62銭と3日ぶりに大幅反落して取引を終えた。朝方から売りが先行し、午前9時6分には、同334円60銭安の2万6456円52銭を付ける場面があった。その後は、時間外取引で米株価指数先物が下落するなか、手がかり材料に乏しいこともあり、模様眺めムードが広がり、弱含みの展開が続いた。為替市場は1ドル=128円50銭台(18日は130円24-27銭)と、足元ではもみ合い。東証プライムの出来高は5億1985万株、売買代金は1兆2417億円。騰落銘柄数は値上がり611銘柄、値下がり1127銘柄、変わらず97銘柄だった。

 市場では「きのう18日に大きく動いた後だけに、あす20日あたりまで、落ち着きどころを探る展開を強いられそうだ」(中堅証券)と慎重な声が聞かれた。

 東証業種別指数は全33業種のうち、31業種が下落、空運と小売の2業種が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も安い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も軟調。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も下げている。

 個別では、北の達人<2930.T>、三菱自<7211.T>、邦チタ<5727.T>、タカショー<7590.T>、メルカリ<4385.T>などが下落。半面、テノHD<7037.T>、ベース<4481.T>、エスプール<2471.T>、鈴木<6785.T>、東京計器<7721.T>などが上昇している。

提供:モーニングスター社

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